


山太郎の工房
山太郎の工房は雑然としていた。山太郎工房は作りかけの家のようなスペースの2階。言い方を変えれば廃墟感のある家。床にはティピに使う布があり、壁際にはサンドバックがあった。オヤジさんがサンドバックでトレーニングしているようだが、なかなかサンドバックを巻きつけている家を見た事がないので若干驚いた。
ワッペンの制作に励む山太郎。一つ一つミシンで作りこんでいる。使うミシンは年季の入ったミシン。山太郎は寒い中CDを聞きながら作業していたと考えると、まるで内職に励む健気な主婦のようだ。限られたCDを変えながら作業しワッペンを作り続ける。しかしCDを聞き飽きると同時にワッペンも作り飽きたようだ。
山太郎が作るワッペンは、フチを焼いている。ほつれるのを防ぐためだ。試行錯誤しながら作り一つ一つ手が込んでいる。持ってもらう人の事を考え時間と手間を十分にかけている。
やるからには利益も追求したい
ワッペンの失敗作はたくさん作った。それだけに愛着もあるから成功させたい。だが何よりオーガニックなテイストをもっと広めたい。それが山太郎の真の願い。オーガニックをこよなく愛する山太郎はまた今日も何かを作り続ける。
「ワッペンは千円で売りたい!」と強気の山太郎。山太郎の目はマジだった。「俺だって生活がかかっている!」山太郎の語気は強く瞳の奥は悲壮な決意すら感じられた。
山太郎がハマるものとは?
流木や空き瓶をダム近辺で拾ってきていた。流木はすでに味がある。平たい流木はそこに文字を書けば看板として使用出来そうだった。雑貨屋の看板としてあってもおかしくない。それっぽい雰囲気はかなりある。
最近のマイブームは瓶拾いと言う山太郎。色々な種類の瓶は最近では見ることのできないようなレアなものだ。ペットボトル全盛の今、昔は一つ一つ瓶で販売されていたと考えるとそれなりにコストもかかっていたんだなと推察できる。
その拾ってきた瓶を一つ一つを丁寧に水洗いして昔の輝きを取り戻す。中には汚れが酷く落ちないものもあるが、またそれがいい味になって魅力を感じさせる。「瓶には不思議な魅力がある。様々な形や色、そして年月をかけても朽ち果てない造形としての美しさ。そこがいいんですよね。」と笑いながら話す。
今後の展開
「今は楽しければいい。とにかく自分が楽しいことをして、それを共感してくれる人々がいてくれたら嬉しい。」と話す。様々なことにチャレンジする山太郎。今後も彼の動向に目が離せない!


